雑誌の撮影について行ってみました

( イラスト制作:Makuro )

このたび、美容系専門誌の企画撮影に同行する機会がありました。先日公開した記事では撮影内容についてご紹介しましたが、今回は「見学した側の視点」で感じたことを書き残しておきたいと思います。

当日は、当事務所のフォトグラファーである谷口さんがメインで動き、私はそのアシスタント兼見学として現場に入りました。普段はデザインやディレクションが中心のため、カメラマンが撮影の最前線でどのように動いているのかを見ることは、それほど多くありません。だからこそ今回の現場は、私自身にとって非常に学びの多い時間となりました。

特に印象的だったのが、谷口のマイクロディレクションです。モデルへの細かな指示出しはもちろん、自然な笑顔の引き出し方、目線や姿勢の微調整、衣装や髪の乱れへの気付き、さらに現場にいたお子さまたちを楽しませつつ、撮影がスムーズに進む空気づくりまで、すべてを同時にこなしていました。一児の父ならではの安心感のある声かけや、場の空気を明るく保つ余裕のある立ち振る舞いを目の当たりにし、プロとしての凄みを強く感じました。

所長という職業柄、ついつい「自分はそこそこ何でもできる」と錯覚してしまう瞬間があります。ですが、今回の撮影で、「自分にできないことは、自分が思っているよりも沢山ある」と強く感じさせられました。それと同時に、谷口さんと一緒に仕事ができて良かったと、改めて思える一日でもありました。現場力も写真の仕上がりも、やはりプロの仕事は違います。

美容サロンの皆さま、モデルの方々、スタッフの皆さまのおかげで、現場は終始前向きな雰囲気で、とてもよい時間になりました。完成した誌面を見るのが楽しみですし、今回得た学びを今後の仕事にも活かしていきたいと思います。

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( ブログのイラスト制作:Makuro )

投稿者プロフィール

Sakamaki Ryu神戸つるかぶとデザイン事務所 所長
なんでも作るのが大好きです。
趣味は毎日の料理と、パソコンを使った音楽制作。