彫刻の森美術館に行ってきました

箱根にある彫刻の森美術館に行ってきました。

屋外で作品を見る美術館はやっぱり特別で、展示室の中で向き合うのとはまた違う気持ちよさがあります。
自然の中を歩きながら作品に出会っていく感じが楽しくて、気づけばかなり長い時間うろうろしていました。

彫刻の森美術館は、広い敷地の中に近現代の名作が点在する、日本初の野外美術館として知られています。

今回特に良かったのは、ガブリエル・ロアール、パブロ・ピカソ、岡本太郎、ライナー・クリスターでした。

ガブリエル・ロアールの《幸せをよぶシンフォニー彫刻》は、何度も写真で見たことがある作品でした。

高さ18メートルのステンドグラスの塔で、外から見ても印象的なのですが、中に入ると一気に世界が変わる感じがあります。
実際に塔を上るときは、普通に高さが怖かったです。

ピカソ館では「異形のピカソ」として、17のテーマで再構成された展示が行われていました。
やっぱり幼少期から絵がうますぎる、と改めて思いました。

ピカソの絵というと、子どもが描くような絵をイメージする人も多いと思います。
でも実際は、ピカソは子どもの頃からすでに画家として完成しているレベルで絵がうまいんですよね。

そのうえでピカソが本当に描きたかったのは、「子どもが描くような絵」でした。

ピカソの人生はめちゃくちゃ絵がうまいところから始まり、一生をかけて「こどもが描く下手な絵」を身につけていくという、おおよその画家とは真逆の道のりを歩みました。

そう考えると、一見よくわからないピカソの絵も少しおもしろく感じませんか?

はたから見たら、すべてを持っているように見える人でも、本人からしたらまた違う世界がある。
本当に人生ってうまくいかないというか、不思議なものだなと思わされます。

岡本太郎の作品も良かったです。

彫刻の森美術館には《樹人》が展示されていて、岡本太郎らしい生命力の強さのようなものが、屋外空間の中でさらに際立って見えました。太陽の塔なんかもそうですが、こういった力強い作品は、白い壁の前より空の下のほうがしっくりくる気がします。

ライナー・クリスターの作品も印象に残りました。

実際に見ると、きれいとか整っているというより、もっと剥き出しの強さがあって、かなり惹かれました。
あの少し不穏で、でも妙に目が離せない感じは、写真だけでは伝わりきらない気がします。

彫刻の森美術館は、ひとつひとつの作品が良いのはもちろんですが、歩きながら見ることで作品との距離が自然に変わっていくのもおもしろかったです。

遠くから見えていたものが、近づくにつれて印象を変えたり、逆に通り過ぎてから「あれ、さっきの作品よかったな」と思い返したりする。
その感じが、屋外の美術館ならではだと思います。野外展示は、この美術館の最大の魅力でした。

今回は、好きな作家の作品がちゃんとそれぞれ良くて、かなり満足度の高い時間でした。
展示室の中で静かに見る美術館も好きですが、彫刻の森美術館みたいに、景色や天気や歩く時間ごと作品の体験に入ってくる場所は、やっぱり特別だなと思います。

皆さんも是非、足を運んでみてください。

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投稿者プロフィール

Sakamaki Ryu神戸つるかぶとデザイン事務所 所長
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