余談 - ブラック企業時代の思い出話

この記事は、下記レビューの余談です。
〜「丸味商店」さんリニューアルに寄せて〜
今回リニューアルを迎えた『丸味商店』を手がけた「株式会社力丸」さんは、実は私がかつて調理師としてお世話になっていた会社でもあります。
せっかくの機会ですので、少しだけ当時のお話をさせてください。
現在でも当時のご縁は続いており、今では別の道を歩んでいる元同期とも、定期的に交流をしています。みんなで淡路島に遊びに行ったり、温泉旅行をしたり、最近では垂水での食事会など、年齢も環境も違う仲間と今もこうしてつながっていられることに、改めて感謝しています。

OB会は今でも仲良し!
当時の「力丸」さんは、料理に対してとても真剣に向き合う職場で、厳しさと情熱が共存していました。仕事の進め方もスピードと精度が求められ、それに応える毎日はまさに自分との闘いでもありました。
私自身は体力的に不安があり、短時間勤務を希望して入社したのですが、現場では自然と長時間勤務になることもありました。そんな働き方が続くうちに、少しずつ体調に不調を感じるようになり、最終的には体力の限界を感じて退職を決意しました。
その後まもなく「虚血性視神経症」という病気を発症し、右目の視野の一部を失いました。
医師からは「これは高齢の方がかかる病気です。お話を伺う限りでは働きすぎです。」と言われたことを、今でも覚えています。退職の頃にはすでに、体が限界のサインを出していたということだったのでしょう。(月の労働時間がタイムカード上だけでも300時間を超えていたので、今思えば当然ですよね。)
この出来事をきっかけに、医師から長時間労働に制限がかかり、調理の仕事を続けることは難しくなりました。ですがその経験が、自分の働き方や将来を見つめ直す転機となり、かねてから興味のあったデザインの道へ進むきっかけにもなりました。
料理の世界で学んだことも、体調を崩した経験も、今ではすべてが自分の糧になっています。そして、その最初のきっかけを与えてくれた「株式会社力丸」には、今でも感謝の気持ちを抱いています。
人との出会いや経験は、時を経て形を変えて、思わぬご縁としてつながっていくものですね。
──以上、ちょっとした昔話でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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