SNS全盛期の今でも、ホームページが必要な3つの理由

2025-05-22 2025-05-22

Sakamaki Ryu

「ホームページって今の時代、本当に必要なんですか？」

制作のご相談をいただく中で、たまにこういったご質問を受けることがあります。

たしかに、InstagramやX（旧Twitter）などで発信しているお店や企業も増え、SNSだけで集客できているケースや、口コミが広がっているお店も少なくありません。そういった状況を見て、「ホームページってもう要らないんじゃない？」と思われるのも自然なことだと思います。

ですが僕は、
ホームページは今でも絶対に必要だと考えています。

むしろ、SNSが主流の今だからこそ必要だとさえ思っています。

もしこのコラムを、「ホームページは作るべき？」と迷っている方が読んでくださっているなら、これからご紹介する3つの理由が、その判断のヒントになれば嬉しいです。

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、中小企業やフリーランスにとって、「ちゃんとしてる感」は命だと思っています。

僕自身も、ホームページを整えて、名刺を欠かさず持ち歩き、ブログを定期的に書くようになってから、周りから「ちゃんとしてる」と言われる機会が増えました。そしてそれに比例して、仕事のご相談も自然と増えていったのを実感しています。

「ちゃんとしてる感」というと表面的に聞こえるかもしれませんが、「見た目は一番外側の内面」とも言われています。

URLがある。検索したら会社概要や事業内容がちゃんと出てくる。
──それだけで、相手に与える安心感はまったく違います。

特にスタートアップや個人事業は、SNSだけでは「活動はしてるけど、何をしてるかは分からない」と思われがちです。でも、事業紹介・実績・問い合わせフォームがしっかりまとまったホームページがあるだけで、信頼感はぐっと高まります。

SNSは「発信したいことを発信する」「それをなんとなく見る」にはとても便利なメディアです。でも、「知りたい情報をピンポイントで探す」のにはあまり向いていません。

たとえば──

こういった情報を探そうとしても、InstagramやXでは投稿が流れてしまっていたり、情報が古かったり断片的だったりして、なかなかたどり着けないことが多いです。

その点、ホームページに情報がきちんと整理されていると、必要な情報にすぐアクセスできて、安心感があります。

僕がホームページ制作でまず考えるのは、「この人は今、何を調べたくてここに来たんだろう？」という視点です。見た目を整えるよりも、“情報の導線をしっかり設計する”こと。

そこに一番力を入れています。

僕がよくおすすめしているのは、ホームページとSNSの役割を分けて使うという考え方です。

このように使い分けて、さらにSNSからホームページに自然に誘導できている状態がベストです。

最終的に、「ホームページは “ 知ってもらう場所 ” ではなく、 “ 知りたい人に、知りたい情報を届ける場所 ” 」であるべきだと考えています。

「どんな人が、何を知りたくて見に来たのか？」

その視点を持って、構成や導線を組み立てていくことが、僕がサイト制作で最も大切にしているポイントです。

SNSだけで集客ができているお店や企業もたくさんありますし、口コミで十分まわっているところもあると思います。

でも、「調べたい人」「信頼したい人」にしっかり情報が届く場所」としては、ホームページに勝るものはまだありません。

そして何より、「ホームページは “ 情報を発信する場所 ” ではなく、 “ 情報を設計して届ける場所 ” 」です。SNSが強い時代だからこそ、ホームページの持つ意味と価値は、より本質的なものになってきていると僕は感じています。

もし今このブログを読んでくださっている方の中に、

「作ったほうがいいのかな？」
「あるけど放置してるな…」
「誰に頼めばいいか分からない…」

──そんなふうに感じている方がいれば、ぜひ一度ご相談ください。

何を載せるべきか。どんな構成にするべきか。どこへ誘導するのが正解か。

“知りたい人”の目線で、一緒に考えて、丁寧にかたちにしていけたらと思っています。

ご相談、ご依頼お待ちしております。

Sakamaki Ryu神戸つるかぶとデザイン事務所所長

なんでも作るのが大好きです。
趣味は毎日の料理と、パソコンを使った音楽制作。