WordPressで制作したサイトを、All-in-One WP Migrationで別サーバーにお引っ越し
Sakamaki Ryu
WordPressで制作したサイトを、別のサーバーに移す機会がありました。
今回はそのときに使った「All-in-One WP Migration」というプラグインが思ったよりも良かったので、備忘録がてらコラムにまとめておきます。
一見ややこしそうですが、やってることは「バックアップを取る→まっさらなWordpressでそのバックアップを読み込む」だけです。自宅でセーブしたデータを、友達のゲーム機で読み込むみたいなイメージですね。
▽ プラグインひとつで、まるごと引っ越し
All-in-One WP Migration は、その名のとおり、WordPressのサイト全体を丸ごと移行できるプラグインです。
・データベース
・メディア（画像など）
・テーマ
・プラグイン
といった内容をすべて含んだ状態でエクスポートできるので、細かい再設定の手間がほとんどありません。
「とにかく今の状態をそのまま別の環境に持っていきたい」ときには、すごく便利です。
▽ 実際にやる手順
操作はとてもシンプルで、だいたいこんな流れです。
- 元のサイトでプラグインをインストール
- エクスポート →
.wpress形式のファイルをダウンロード - 新しいサイト（まっさらなWordPress）に同じプラグインを入れる
- インポート → ファイルをアップロードして完了
FTPやデータベースの操作は一切なしでOKです。
ファイルサイズが512MBを超えると無料版ではエラーが出ますが、.htaccess を調整して制限を緩和することで対応できました。
▽ 注意点もいくつか
- 無料版は512MBまで（画像多めのサイトはだと厳しいです）
- インポート時に既存のデータはすべて上書きされる
- サイトURLが変わると、内部リンクや画像の読み込みにズレが出ることも
いずれも事前に分かっていれば大きなトラブルにはならないので、落ち着いて対応すれば問題ありません。
▽ まとめ
All-in-One WP Migration は、WordPressサイトの引っ越しをシンプルにしてくれる便利なプラグインです。
テスト環境から本番環境への移行や、まるごとバックアップを取りたいときなど、特に効果を発揮します。
無料版でも十分使えますし、「とにかく簡単に引っ越ししたい」という方にはぴったりだと思います。
以上、引っ越し作業の中で使ってみて「これは便利だったな」と感じたプラグインの紹介でした。
同じような場面で迷っている方の参考になれば、うれしいです。
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